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10時9分

木の掛け時計

当ショップの掛け時計の写真を見て時計針の向きにちょっと違和感を感じた方もいるかもしれません。

多くの場合、市販のアナログ時計の商品画像で時計針が指す時刻は10時9分前後(あるいは1時51分前後)で、秒針は下方に向けてあります。これは、12時方向に配置される事の多いロゴマークに時計針が被らず、かつ、バランスもよい向きだとされています。商品撮影のプロに依頼した場合、特に指定しなければ多分そのような向きになるだろうと思います。

私の作っている掛け時計にも小さな刻印マークはあります。もともとは付けずに済めばそのほうが良いと考えていたのですが、実用上、全く無しというわけにもいかないので、正時には隠れる控えめなマークを付けています。

また、私の作っている掛け時計は、全て12個の目盛りが付けてありますが、一瞬、それと気づかないかもしれない形の物もあります。いわば遊び心で意図的にそのようにしてありますが、ずっと気づいてもらえなくても困ります。

木の掛け時計

そんなわけで、撮影しながら試行錯誤の結果、時計針の向きを今のように決めました。

この場合、時計針がほぼ正時を指し、目盛りの存在がわかりやすい向きにしたほうが良いと思いました。

バランスも考えると5時か7時が良く、個人的には5時のほうがなんとなくしっくりきたので5時で揃えることにしました。長針が正時から大きく動かない範囲で、秒針を見えるように少し動かしました。

一部、正時を指した状態では形状が伝わりにくいと思ったものについては少し時刻をずらしてあります。

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