スキップしてメイン コンテンツに移動

最初にやったこと

小鉋

木を使った製作をしようと思い立った時、最初にやったことといえば、何十年も放置していた(使った記憶も無い)自分の鉋と鑿を物置から出してくることでした。

それまでに製造業の経験はありました。木工品がどのように時間経過や環境の影響を受けるかは身の回りに少なからず実例があるため、ある程度予測はつきました。ですが木の材料としての性質については全くもって知識が不足していましたので、直接手で加工して肌感覚を身に着けよう思ったわけです。

いきなり使ってみました。鑿はともかく問題は鉋です。使ってみたら結構悲惨でした。刃は研いでない、台は狂ってる、そもそも最初の仕込みすらしていなかったのですから、まともに使えるはずもありませんでした。
この小鉋が一応使えるようになるまでには、なかなか手間取りましたが、その過程で得た経験は他の手工具を使用する為にも非常に役に立つものでした。

この小鉋。はじめから刃は短く台も薄いですが、青紙鋼(鍛接)です。値札シールには確か3900円くらいの値段が打ってありました。軽さがかえって長所になり取り回しが良いです。
私にとって最も使用頻度の高い道具の一つになっています。

コメント