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コートするかコートしないか

檜のまな板
木材の動きの観察目的を兼ねて作ったまな板です。ヒノキの無垢一枚板です。もちろん白木です。

使い始めてから2年半ほど経過したと思います。毎日朝昼晩使い、その度ジャブジャブ洗って拭かずに陰干ししてます。
木表側を表としています。作る際に木表はやや凸面に、木裏はやや凹面に鉋で削っています。

檜のまな板
ヒノキは比較的水に強く、狂いも少ないとされますが動かないという事ではありません。使っていくうちに反ってきて平面に近くなる様子が観察できるかと思っていたのですが、隙間は作った時からほとんど変わっていないようです。反りはほとんど進行していないようです。

檜のまな板
木口にはヒビが入ってきています。まだ裂け始めてはいません。濡らしているといっても表面だけですが影響は出ています。保管・使用している場所が台所ということも影響があるでしょう。

木材の動きにあまり目くじらを立てなくてもよい(使用目的によりけり)と思っていますが、湿潤・乾燥を繰り返せばそれなりの影響は出てきます。季節・気候や使用状況によって動きます。長い年月とともに収縮もしてきます。

製品によって仕上げの選択は変わりますが、木材は動くということを念頭に置いています。塗装を施す場合は、保護(木材の動きの軽減や、摩耗などの軽減)と美観を整える事が主な目的です。
私は主にシェラックを使っていますが、場合によってはウレタンを使うこともありえます。物によってはワックスや不乾性油のみという場合もあれば、白木ということもありえます。

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